新しくシャッターを付けたい方へ

シャッター新設の前に確認すること

開口の寸法・上部の収まり・下地・電源、撤去工事や建物のルール、見積もりで見るべき項目まで

公開日:作成:日本シャッターサービスセンター更新日:
店舗の入口に取り付けられた新しいシャッターのイメージ
イメージ画像(AI生成)

店舗の入口を閉店後に守りたい、倉庫の搬入口を開け閉めしやすくしたい、住宅の窓や車庫に防犯や雨風の対策をしたい。シャッターを新しく付けたい理由はさまざまです。

ただ、シャッターを付けられるかどうかは、開口の寸法だけでは決まりません。上部にケースを収める場所があるか、レールを固定する壁や柱の下地はどうか、電動にするなら電源をどこから取るか。こうした条件によって、必要な工事は変わります。寸法が同じでも、建物ごとに工事の内容が違ってくるのはそのためです。

取り付けられるかどうかは、現地の確認で決まります。 とはいえ、事前に目的と使い方を整理しておくと、相談や見積もりがスムーズに進みます。この記事では、シャッターの新設を考え始めた方に向けて、見積もりの前に確認しておきたいことをまとめます。

まず決めておきたいこと

現地を見る前に、まず「何のために、どう使うシャッターか」を整理しておきましょう。ここがはっきりしていると、手動か電動か、どの種類のシャッターが合うかを検討しやすくなります。

目的

防犯、雨風の対策、店舗の区画、搬入口の開閉など、シャッターに求める役割を考えます。たとえば、閉店後の防犯が目的の店舗の入口と、荷物の出し入れが中心の倉庫の搬入口とでは、確認すべき点が異なります。

使い方

1日に何回開け閉めするか、誰が操作するかも大切な情報です。開け閉めの回数が多い場所や、決まった人以外も操作する場所では、操作のしやすさも考えておきたいところです。

手動か電動か

開閉の回数や開口の大きさ、電源の有無をふまえて検討します。新設と同時に電動にしたい場合も、電源の位置とあわせて確認します。「まず手動で付けて、後から電動にできるか」は、機種や取り付けの状態によります。将来電動にする可能性があれば、新設の相談時にお伝えください。

現地で確認する6つのこと

目的と使い方が決まったら、取り付ける場所の条件を確認します。現地調査では、主に次の6つを見ます。

シャッター新設の前に確認する6つの位置を示した開口部の図
確認すること 内容 見ておきたい点
① 開口の幅と高さ シャッターを付ける開口の寸法 完成後に通したい車両や荷物の大きさもあわせて確認する
② 上部のスペース シャッターを巻き取るケースを収める場所 天井や梁との取り合い
③ 左右の壁・柱と下地 レールを固定する部分の状態 下地の補強や追加が必要になる場合がある
④ 床の状態 シャッターの下端が接する床面 床面の高さや傾き
⑤ 電源の位置 電動にする場合の電源 電源の取り方と操作スイッチの位置
⑥ 周りの設備 照明、看板、配管、換気口など 取り付けの妨げになるものがないか

開口の寸法は「通したいもの」から考える

開口の幅と高さは、今の寸法だけでなく、完成後に何を通すかを考えて確認します。車庫なら車両、搬入口なら台車やフォークリフトで運ぶ荷物など、通したいものの大きさを伝えていただくと、取り付けの検討がしやすくなります。

上部と左右は、見えない部分が多い

シャッターの上部には巻き取ったカーテンを収めるケースが、左右にはカーテンを案内するレールが付きます。天井の中の梁や、壁の中の下地の状態は、外から見ただけでは分からないことがあります。現地で取り合いを確認し、必要に応じて補強の方法を検討します。

電源と周りの設備も早めに確認する

電動にする場合は、電源をどこから取り、操作スイッチをどこに付けるかを決める必要があります。また、開口の上や横にある照明、看板、配管、換気口が、ケースやレールの位置と重なることもあります。移設が必要になる場合もあるため、早めに確認しておきましょう。

既存の建具を撤去して付け替える場合

シャッターがない開口部への新設だけでなく、既存の建具を撤去しての取り付けや、位置を変えての付け直しもご相談いただけます。

雨戸や扉、古いシャッターを外して付け替える場合は、撤去と処分の作業が加わります。天井の解体と復旧、外壁や枠の補修が必要になることもあります。住宅では雨戸からシャッターへの付け替え、倉庫・工場では既存を撤去しての重量シャッターへの付け替えといったご相談があります。

撤去を伴う工事では、見積もりに撤去・処分や周辺の復旧が含まれているかを必ず確認しましょう。

建物のルールと防火の確認

工事の内容とは別に、建物そのもののルールも確認が必要です。

管理会社・管理組合の承認

賃貸物件や分譲マンション、テナントビルでは、工事の前に管理会社や管理組合の承認が必要な場合があります。承認に時間がかかることもあるため、相談と並行して確認しておくと、工事の日程を決めやすくなります。法人の建物や管理物件での工事は、法人向けのページでも進め方をご案内しています。

防火の指定がある開口部

防火の指定がある開口部では、防火設備の選定が必要になる場合があります。必要かどうかは建物の条件と設計図書で決まります。設計図書や管理会社で確認し、分からない場合は現地で一緒に確認します。防火シャッターの点検や定期検査については、別の記事で解説しています。

費用が変わる要素と、見積もりで確認すること

シャッターの新設は、建物の条件や撤去の有無によって工事の内容が大きく変わります。そのため、ここでは金額の目安ではなく、費用が変わる主な要素を整理します。

費用が変わる要素 内容
シャッターの種類と大きさ 開口の幅と高さ、手動か電動か
取り付けの条件 上部のスペース、下地の補強や追加の要否
撤去の有無 雨戸・扉・古いシャッターなどの撤去と処分
周辺の復旧 天井の解体と復旧、外壁や枠の補修
電気工事 電動の場合の電源の取り方、操作スイッチの位置
作業の条件 搬入の条件、作業できる日時

※費用は、シャッターの種類・大きさ・設置状況、部品の取り寄せの有無によって変わります。別途、基本料金や当日対応・夜間対応の料金がかかる場合があります。正確な費用は、現地で状態を確認したうえでお見積もりします。

見積もりで確認したい項目

見積書を受け取ったら、次の項目が含まれているか、別途になっているかを確認しましょう。

見積もりで確認する5つの項目のチェックリスト
  • シャッター本体と取り付けの範囲
  • 既存の建具の撤去・処分の有無
  • 下地の補強、天井や外壁の復旧の有無
  • 電動の場合の電気工事の範囲
  • 搬入の条件と、作業できる日時

すべての工事で上記が必要になるわけではありません。含まれる範囲と、別途になる項目を確認するためのチェックリストとしてお使いください。

【やってはいけないこと】

  • 寸法だけを伝えて、写真や図面だけで工事の内容を決めてしまう(上部や下地の条件で工事が変わる)
  • 管理会社・管理組合の承認が必要か確認しないまま、工事の日程を決める
  • 防火の指定があるか分からないまま、製品を選ぶ
  • 見積もりに撤去・処分や周辺の復旧が含まれているかを確認せずに発注する

写真だけでの見積もりはできませんが、事前に写真をいただけると相談がスムーズです。また、他の会社で取り付けできないと言われた場所でも、現地を確認して取り付けできるかをご案内します。取り付けできない場合も、その理由をご説明します。

相談の前に準備しておきたいこと

現地調査の前に少し準備をしておくと、当日の確認が短く済み、見積もりの内容も具体的になります。難しい作業は必要ありません。分かる範囲で用意してみてください。

現場の写真を撮っておく

開口部の全体が入る写真を、正面から1枚撮っておきましょう。あわせて、開口の上の天井や梁のまわり、左右の壁や柱、床面、近くにある照明や看板、配管なども撮っておくと、取り付けの条件を事前に把握しやすくなります。高い場所は無理に近づかず、地面から見える範囲で撮れば十分です。

おおよその寸法を測っておく

開口の幅と高さを、メジャーで測れる範囲で測っておきましょう。正確な寸法は現地調査で確認するため、おおよその数字でかまいません。通したい車両や荷物がある場合は、その大きさもメモしておくと役立ちます。

決まっていること・迷っていることを書き出す

目的、手動か電動かのご希望、撤去したい建具の有無、工事をしたい時期など、決まっていることを書き出しておきます。迷っていることがあれば、それもそのままお伝えください。「防犯のために付けたいが、手動と電動のどちらがよいか分からない」といったご相談でも、使い方を伺いながら一緒に検討できます。

建物の書類と連絡先を確認する

設計図書や建物の図面があれば、手元に用意しておきましょう。賃貸物件やテナントビルの場合は、管理会社や管理組合の連絡先と、承認の手続きが必要かどうかもあわせて確認しておくと安心です。

日本シャッターサービスセンターの新設の流れ

日本シャッターサービスセンターでは、店舗・倉庫・工場・住宅のシャッターの新設を承ります。店舗の入口や間仕切り、倉庫・工場の搬入口、住宅の窓や車庫まで、設置したい場所と目的を伺ってからご案内します。

シャッターがまだ付いていない倉庫の搬入口のイメージ
イメージ画像(AI生成)

ご相談から工事までは、次の流れで進めます。取り付けできるかは、開口の寸法、上部の収まり、壁や下地の状態を現地で確認して判断します。

ご相談からお引き渡しまでの5段階の流れ
段階 内容
① ご相談 設置したい場所と目的、おおよその寸法を伺う
② 現地調査 寸法と取り付けの条件を確認する
③ お見積書の提出 工事の範囲と、別途になる項目を示す
④ ご発注・製品の手配 製品を手配し、工事日を決める
⑤ 施工・お引き渡し 取り付け後に動作を確認してお引き渡し

当社の施工には5年間の保証が付きます。防火シャッターの新設については、防火シャッターのページをご覧ください。

まとめ

シャッターを新しく付けられるかどうかは、開口の寸法だけでなく、上部のスペース、左右の壁・柱と下地、床の状態、電源の位置、周りの設備によって決まります。既存の建具を撤去する場合は、撤去・処分や周辺の復旧も工事に加わります。賃貸物件やテナントビルでは承認の要否を、防火の指定がある開口部では防火設備の選定が必要かを確認しておきましょう。

まずは目的と使い方を整理し、現地確認で取り付けの条件を確かめたうえで、見積もりに含まれる範囲と別途になる項目を確認する。この順番で進めると、思わぬ追加工事や手戻りを防ぎやすくなります。

【付録】この記事で使った用語

用語 説明
新設 シャッターがない開口部に、新しくシャッターを取り付けること。
開口(開口部) 壁にあいた出入口や窓など、シャッターを付ける部分。
シャッターケース 開口の上部に付く箱。巻き取ったシャッターを収める。
ガイドレール 開口の左右に付く縦のレール。シャッターの上下の動きを案内する。
下地 レールなどを固定するための、壁や柱の内側の構造。
取り合い シャッターと天井・梁・壁など、ほかの部分とが接するところの納まり。
建具 雨戸、扉、窓など、開口部に取り付けて開け閉めするもの。
重量シャッター 倉庫や工場の搬入口などに使われる、大型で丈夫なシャッター。
防火設備 防火シャッターなど、火災の広がりを抑えるための設備。
設計図書 建物の図面や仕様書など、設計の内容をまとめた書類。
作成:日本シャッターサービスセンター
運営:ジャパン合同会社。施工事例やご相談前の確認事項を掲載しています。

シャッター新設のご相談

付けられるか分からない場所も、
まずはご相談ください。

東京・神奈川・千葉・埼玉でのシャッターの新設・取り付けのご相談を承ります。設置したい場所と、目的を分かる範囲でお知らせください。

開口のおおよその寸法、手動・電動のご希望、撤去するものの有無、現場の写真などがあれば、あわせてお知らせください。

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